Friday, 28 August 2009

Networking

さっき「NZでは友達ができにくい」という話をネットで読んで、ああそうなんだ・・と少し暗い気分になった。

僻地生活(←ウェールズ)の後だし、独りでいることに対する免疫はかなりできている。しかし到着直後のバタバタが過ぎると、社交的とは言えない私でも「人と知り合いたいなあ」と思う。人間の欲求の基礎部分に近いところに属する気持ちなんじゃないかしら。

オーストラリアに引っ越した時も、最初の数ヶ月は酷く孤独に感じた。しばらくはネットもなかったし、3ヶ月の乳飲み子を抱えていたので思うように行動できずにイライラしたけれど、結局その乳飲み子のお陰で近所のプレイグループに入れた。新しいプレイグループだったので皆知らない者同士。ママ友って気をつけないと怖いかも・・・と偏見があったけど、それぞれの人生を一生懸命生きている人が多くて、とても刺激になった。その後は活動範囲が広がるにつれ、保育所関連の知り合いや大学院の仲間などができ、交友関係はとても満足なものになった(大学院時代は遊ぶ暇もなかったけど)。

オーストラリアでの都会生活を満喫した後の僻地生活は辛かった。「この町には人は住んでいないのか?」と思うくらい、何ヶ月も知り合いができなかった(後にカナダから引っ越してきた方も同じことを言っていた)。ようやく身近で人の姿を見かけるようになったのは、冬が終わって正式に春となった復活祭の後。日照時間が極端に短く、かつ天気の悪い冬の間、イギリス人は冬眠しているらしい。復活祭を機に、近所の子供たちも冬眠から覚めたようで、外遊びをするようになった。こうなるとうちのチビたちが友達を作るのは早い。あっと言う間に子持ちご近所ネットワークができた。

復活祭の前だった僻地生活4ヶ月目の頃、初めての知り合いができた。同い年で日本人の彼女を通して一気に日本人の知り合いが増えた。とは言え、僻地なんでその人数は片手で数えるほど。大勢の方を相手にサラッとした関係を続けるのは苦手なので、それぞれの方とじっくりお知り合いになる機会があったのはよかった。

僻地ウェールズを去る頃には、別れが辛い程の友人たちに恵まれていた。多くは近所の方だった。近所づきあいっていいものだなあ、と初めて知った。

今はまた、知らない土地で夫と二人きり。「数ヶ月はなかなか知り合いもできないだろうし気長にやっていこう」と自分をなだめているけれど、今回はビジネス講座に参加したり、さっさとヨガに参加したりで、中々いい滑り出しなのでは、と思っている。でもやっぱり少し人恋しいのです。

Thursday, 27 August 2009

新居


10月ぐらいまでは今いる仮の宿で良かったんだけど(賄い付きだし)、ご縁があって新居と出会ってしまった。

窓からのぞけば緑いっぱい。
隣の窓は春の花でいっぱい。
反対の窓からは遠くに雪の山脈。

大家さんはいい人だし、さっき聞いたら春の花でいっぱいの隣家には夫の同僚一家が住んでいるそうだし(いい人たちだしお子さんがうちのと同じ年齢=同じ小学校決定)、夫の職場まで近いし・・・で、こりゃもう運命だな。

仮住まいの契約はキャンセルすることにしました。

残るは私の収入源確保、だ。

Sunday, 23 August 2009

1st yoga class




初ヨガクラスへ。

会場の体育館(さぶかった)に入り、「どっち向きにマットを敷けばいいのかな?」と周りを見渡すと・・・何やら放射線状になっている。グルを待つ信者状態。

放射線の仲間入りをしストレッチしながら待っていると、マイク付きのヘッドセットを装着したグル登場。放射線の真ん中でポーズ開始。

Hatha yogaに当たる教室だったらしいのだが、参加者の年齢は色々で、大学生のほかに地域のおばちゃんや私みたいなのもいる。男性もちらほら。

その年齢構成のせいなのか、ポーズはいたって緩いものばかりで、スピードもない(Hathaだしね)。でもいつかシークエンスに入るのかな?と思っていたら、あっと言う間に「This is the best part of the class!」とグルが言い、パチパチっと電気を消して音楽がつき、最後の瞑想タイムに突入。

ううん、物足りない。グルの喋り過ぎも気になるし、人数が多いから各自のポーズを直してくれることもない。だけど夫は「こういうヨガ教室に来たかったのよ」と嬉しそう。私は別の教室を探すことにします。


写真はスーパーでふつ~に売っていた秋刀魚!

Monday, 17 August 2009

Week 2 in NZ

今日から移民のためのビジネス講座に通っている。

どんな人がいるのか楽しみで出かけた。メンツはこんな感じ。

保険業界出身のアメリカ人、会計士のシンガポール人、ITやってる中国人、工学部を卒業したての中国人、幼稚園勤務のハンガリー人、職業的背景を聞き漏らしたフィリピン人・ルーマニア人・ノルウェー人・カナダ人・ペルー人・スペイン人。それと私。

私は先週ブラブラしている最中、道端でこのコースをやっている場所を見つけ飛び込みで申し込みしたので、皆より1週間遅れて今日からスタート。

1時間目からcash flowとかbalance sheetとかcurrent assetsとか会計用語が飛び交う授業だったので、「明日はもう出席できん!」としょっぱなから思ってしまったが、昔々やった会計の授業(中学生くらいの時やで・・)を思い出しながら、必死でついていった。その後は興味のある分野(マーケティング)に移ったので、なんとか明日も行こうという気を保つ。

当然のことながら、滅茶苦茶疲れた・・・授業の展開が速いし、講師のKiwi Englishにまだ慣れない。Kiwi風に「e」を「エ」じゃなくて「イー」と発音されると、未だ狐につままれた感じで取り残されてしまう。Annetteは「アネット」じゃなくて「アニーット」。Dependは「ディペンド」じゃなくて「ディピーンド」。てか「ディピーン」?「ド」が聞こえないっス。

そんな訳で、こんな私でも「あなたはイギリス風アクセントですね」と言われてしまう。つい2年前にイギリスに行った当初は「オーストラリア風やね」と言われたのに。私がイギリス風なんじゃなくて、単に彼らがとってもKiwiアクセントなんだと解釈している。

そうそう、講座の案内に「英語ができなくても大丈夫です」って書いてあったけど、皆かなり高度に英語ができる(米人・加人もいるしさ)。しかし、再来月から再開する同じ講座には中国語の通訳が付くらしい。

このビジネス講座、なんと無料である。ありがとう、NZ政府。

Monday, 10 August 2009

CHRISTCHURCH HERE I AM!



日本で約1週間の休暇を過ごし、子供たちを実家に預けて夫婦だけでNZへやって来た。2年半ぶりのNZ。

今度は入管で「All other passports」ではなく「NZ passports, AU passports, NZ residents」に並べる。入管のお兄さんが「So you came to New Zealand to live」と言うので、ニコニコで「そうねん!」と答える。えへ、レジデントだああ~♪サクッと入国。

初日は土曜だったが、イギリスと違って週末でも色々動いているのが都会のいいところ。

夫の同僚となる方が迎えに来てくれたので、仮住まいにチェックインし、そのまま近くのショッピングモールへGo。そこで同僚氏と別れ、まずはVodafoneでSIMを購入。2年前に買ったヤツはもう使えないとのこと。しかし、そこで夫の電話がイギリスの某携帯プロバイダーにロックされてることが判明(てか知ってたけどイギリスで解除してくるのを忘れたらしい)。モールの携帯修理屋に相談してみたが、機種が新しすぎるため解除できるかどうか不明(かなりの確立でできないらしい)。仕方ないので、電話をイギリスの知り合いに送り、解除の手続きをしてもらうことになりそう。

携帯の後は交通手段。歩いて街中まで出向き、観光案内所で市バスについて聞く。Bus Exchangeというでかいバスターミナルへ赴き、Metrocardというイギリスで言うOyster Cardみたいなバスカードを購入。これを使った方がバス代が若干安くなる。それにおつりもいらないし便利だよね。バスに乗れるようになると、ぐっと行動範囲が広がる。早速海にも行ってきた。

次は中央図書館。ネットがないと生活できない今日この頃。早速図書館カードを作ってもらい、ワイヤレス&館内のPCが利用できるようにしてもらった。

週明けの今日はNZ免許証の取得。Proof of addressが必要だと言うので、滞在先の人にお願いして作ってもらった。名前表記の都合上、オーストラリアで作った免許証を書き換えてもらおうと思う。いずれにしても、手続きは簡単。イギリスだとDVLAだけど、NZではAAが免許の書き換えをやってくれる。NZのAAはマルチだなあ。

次は銀行口座を開設する予定。忙しくて、中々就職活動まで手が回らない。

しっかし、イギリスと違って物事がスムーズに進むし、係員とか受付とかバスの運転手とか、みんなとてもあたりがいい。それだけを取ってもI'm so happy to be back to this side of the world!!!と大声で叫びたい気分なのだ。