Wednesday 30 September 2009

Classic


日曜の朝起きると、夫が「10時半だ」と言う。私の腕時計も携帯も9時半だった。夫はそれでも「こっちの携帯とパソコンは10時半だ」と言う。

ヨーロッパでは10月末からのことなので、すっかりうっかりしていたのだが、NZでは9月最終日曜から冬時間と夏時間が入れ替わる。

10時半から人と約束していたので、マヌケながらも「ひょっとしてもしかして今は10時半なのでしょうか?」と連絡してみたら「そうなのです」とのこと。ネットもテレビもないので、確認しようがなかったのです。

慌てて家を飛び出しました。。。

Tuesday 22 September 2009

バス


ある国にあるまとまった期間住むと、いつかは何かしら「ムッ」とすることが起こる。当たり前です。

昨日バスを乗り換えた時、直前に乗ったバスで発行されたチケット状のものを運転手に渡した。

運転手は横柄な態度になり「これでどうしろっていうの?」と言う。「このチケットで乗り換えはできないのですか」と聞くと「これはただのレシートだ」とのこと。「それでは現金で支払います」と言うと、5ドル札を受け取りため息をついて首を振る。まったく馬鹿には対応しきれないよ、といった感じ。「あんたは何がしたいの」と言うので、こんな態度を取られてまでバスに乗せてもらいたくはないと思い、5ドル札に手を伸ばしてバスを降りようと思ったが、運転手は5ドル札を返してくれない。「現金でバス代を払えないんですか」と言うと「Metrocardは?」と聞く。

Metrocardというのは、クライストチャーチの市バスで使えるバスカードで、日本でいうSuicaみたいなものでしょうか(電子マネーではないけど)。

「Metrocardはさっき使い切ったんでもう残額がない」と言うと「機械の上に乗せろ」と言う。乗せたら機械がちゃんと「二時間以内のバス乗り継ぎ」を認識して、私は新たに運賃を払わず乗ることができた。運転手は頭を振ってため息をつき、再度「バカには付き合いきれないよ」という態度で、5ドル札を返してよこした。

つまり、Metrocardのシステムをよくわかっていなかった私の勘違いだった。

が、私は運転手の態度に激怒した。よっぽど運転手に名前を聞いてやろうかと思ったけど、激昂している時に喧嘩をするのは不利だ。用事があって急いでいたのだが、シティのターミナルで下車してその場でサービスカウンターへ行き鼻息荒く「苦情申し立てをしたいんですがっ!!」とComplaint formをもらってきた。

結局、オンラインで苦情申し立てができたので、さっそく苦情内容をできるだけ丁寧な言葉で書いた。

期待していなかったけれど、本日メールで返答があった。

「苦情内容を運転手に確認したところ、運転手はお客様に通常の乗り換え案内をしたと申しており、横柄な接客をするつもりはまったくなかったとのことでした。この運転手は今まで何の問題もなかったのですが、もう少し接客態度を改める余地はあると思います。この度はお客様に不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げます」

バスの運転手にcustomer service skillを要求する方が間違っている、という考え方もある(イギリスでもバスの運ちゃんと喧嘩したしな)。

けどこの世にはこれだけ人がいるんだし、お互いできるだけ楽しく・・が無理だったら、せめて丁寧にやっていきたいと思いませんか。

Sunday 20 September 2009

体調

NZに来てから、いまいち体調がすぐれない。

で、1ヶ月以上たってる昨日の晩、やっと気づいた。これは胃潰瘍だわ。

暴飲暴食鯨飲鯨食(?)なんでも来いだった若かりし頃の勢いで生活しているけど、最近ストレスとか不規則な食生活が続くとてきめんに身体に響く。

初めて胃潰瘍になったのは、息子と夫をモスクワへ送り出した後、娘と二人オーストラリアに残って院の論文に取り組んでいた時だった。「論文が通らなかったらこのまま一家離散か」「今セメで卒業できなくても、もう授業料や保育料は生活費は払えない・・・学位をあきらめるしかないか」とか、それなりに切羽詰っていた。息子と離れたのも寂しかった。胃の調子が悪いなと思ったら、ある人に「それは胃潰瘍だよ」と断言され、ガスター10を飲んだら治った。

今回、やはりストレスがたまっていた。あの時と同様に子供と離れているし、ここで仕事が見つからなかったら夫と別居になっても仕事を見つけるつもりだった。いろんなことが不確定で、プレッシャーになっていたのでしょう。

気づけば気分的にちょっと楽になった。スーツケースをあさったら、あれだけ荷物リストラしまくってきたのに、ちゃんとガスター10が入っていた。飲んですっきり。明日からまた頑張りましょう。

Thursday 17 September 2009

Enrolling to vote




The Occupants(お住まいの方へ)という宛名でお手紙が来た。Elect..という出だしの文句を見て「あ、とうとう初電気代の請求か」と思ったけど間違い。ElectricityではなくElections。有権者登録のご案内でした。

永住権と市民権を比較する時、よく「永住者には選挙権がないことくらいかなー」と聞くけれど、NZでは永住者も選挙ができるようです。ただし、住み始めて1年は経たんといかんらしい。

1年後に改めて登録することにします。

Friday 11 September 2009

get involved




寂しいな、なんて思っていても始まらないし・・・ということで、数打ってもあたらない就職活動と同時進行でボランティアをやってみようと思い立つ。

思い立ったらホントにボランティアのちょうどいいポジションが見つかり、首尾よくコーディネーターに気に入ってもらえた。面接に行ったその日は作業の最後までお邪魔して、他のボランティアさんたちともお知り合いに。

「アナタ、ここに来てまだ4週間なの?!」とよく驚かれるのだけど、実際私は英語をしゃべれてもNZのことはまだよくわかっていない。お役に立てるのかどうか不明だけど、殆ど即決で採用が決まった。

こうやって、社会の一員として何かができる機会があるのってスバラシイ。よかったよかった。

そろそろ桜吹雪の季節です。